定額法への統一

所長S

減価償却法が定額法に統一されるというニュースが日経に掲載されました。

 

減価償却には、定額法と定率法があって、

 

設備投資など高額なものを買った場合に

何回かに分けて経費として計上できるという会計上の決まりです。

 

減価償却費については、2年目以降実際はお金の動きを伴わず、

数字だけが経費として計上できるため、実際のキャッシュが社内に残ることになります。

 

営業CF等でこの現金は計上されるのですが、
決算発表等の数字は、減価償却費が少なければ少ないほど利益が多くなります。

 

償却期間をトータルして見れば、この差は埋まっていくのですが

設備投資をした償却初年度の企業利益は、定額法では 増えることになり、

定率法では、利益が減ることになります。

 

実際に動くお金の額は同じでも、決算上の利益は上記のようになります。

 

 

今まで利益を多く出す企業は、余計な税金を払うことなく設備投資をして
その費用を早めに経費として落としたいので、定率法を選び、

そうでない企業は定額法を選びたがる傾向にあるようです。

 

今回は減価償却の方法を定額法のみにして、儲かっている企業の償却経費を減らすことで、
その分、税を取ることになります。

 

今回、利益を出す企業のからしっかり税を取り、

数字上はその企業の利益が増えて見えることになり、

 

そうでない企業の利益は、今まで定率法を使っていたとしたら、
定額法への変更で、見かけ上の利益が増えることに繋がる、、、、、のかな?

 

ある程度時が過ぎれば、統一されて分かりやすい企業情報が見られるのですが、

今まで、会社の資本を大きくするのに貢献していた定率法の停止は、

優良企業の企業価値を落とすことに繋がるのではと少し心配になります。

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